西帰浦のデジタル吸着義歯・フルアーチインプラント(All-on-6)—上下顎を一緒に治療した症例
食事中に外れる上顎の入れ歯をデジタル吸着義歯で作り直し、下顎は既存インプラントの除去後、All-on-6固定式補綴で治療した過程です。
診療の概要
- 確認した状態
- 上顎の入れ歯が食事中に外れ、下顎の既存インプラント周囲では骨の吸収が進んでいました。
- 治療方針
- 検査結果と費用負担を考慮し、上顎は吸着義歯、下顎はフルアーチインプラントで治療しました。
- 実施した治療
- 上顎のデジタル吸着義歯を新製し、下顎は既存インプラントを除去した後、6本のインプラントとチタンバー・ジルコニア補綴で修復しました。
- 治療後の確認
- 上顎の入れ歯と下顎の補綴物を装着し、両者の噛み合わせを調整して治療を終えました。
動くインプラントと食事中に外れる入れ歯
下の歯が動いて痛むため、インプラント治療と入れ歯の作り直しを希望して来院されました。下顎では4本のインプラントと部分入れ歯を使用されていました。
上顎の総入れ歯も食事中によく外れていました。人工歯は摩耗し、左右の噛み合わせにも偏りがありました。
検査結果と費用負担を考慮し、上顎はデジタル吸着義歯を新製し、下顎はインプラントの再手術後、固定式フルアーチ補綴(All-on-6)で治療しました。
下顎のインプラントは除去と再手術が必要でした


下顎の既存インプラント周囲で骨の吸収が進んでいました。そのまま使い続けることは難しく、不良補綴物と既存インプラントを除去して再手術することにしました。
患者様は、インプラント治療後に再び部分入れ歯を使う方法を考えて来院されました。相談では6本のインプラントで下顎全体の補綴物を固定するAll-on-6をご説明しました。
部分入れ歯から固定式All-on-6へ変更しました
歯ごとにインプラントを埋入する方法より本数を減らして費用負担を抑え、下顎全体を固定式補綴物で使えるようにしました。
以前は部分入れ歯を自分で取り外していましたが、All-on-6補綴物はインプラントに固定されます。下顎の歯の位置と噛み合わせを整え、食事がしやすくなるように計画しました。
再手術当日に下顎の仮歯を装着しました

下顎の既存インプラントを除去し、再手術を行いました。

手術当日に下顎の仮歯を装着しました。写真の上顎義歯は以前から使用されていたもので、下顎は今回の手術後に装着した仮歯です。
食事中に外れる上顎の入れ歯をデジタル吸着義歯で作り直しました

上顎は費用負担を考慮し、デジタル吸着義歯で治療することにしました。
既存の上顎義歯は保持力が低下し、食事中によく外れました。人工歯の摩耗と左右の咬合の偏りもあり、新製時に合わせて改善する必要がありました。
上顎のデジタル吸着義歯が安定して保持されることを重視し、下顎の補綴物と歯の位置・左右の噛み合わせを合わせました。
下顎の最終補綴物はチタンバーとジルコニアで製作しました
下顎の最終補綴物はチタンバーとジルコニアで製作しました。写真の金属部分がジルコニアを支えるチタンバーです。長い補綴物を支え、噛む力を複数のインプラントに分散させるために使用しました。

最終補綴物を下顎のインプラントに固定した状態です。上顎のデジタル吸着義歯と噛み合うように調整しました。
上下顎の噛み合わせを調整して治療を終えました
上顎デジタル吸着義歯と下顎All-on-6補綴物を装着した様子です。
上顎は、食事中に義歯が外れる問題、人工歯の摩耗、左右の噛み合わせの偏りの改善を重視しました。下顎は状態の悪い既存インプラントを除去して再手術し、部分入れ歯の代わりに固定式補綴物を使えるようにしました。
費用負担を考慮しながら食事がしやすくなるよう上下顎それぞれの治療法を選び、両者の噛み合わせを調整した症例です。
※ この診療記録は一般的な医療情報の提供を目的とし、個別の診断や治療に代わるものではありません。


